21日(金) 午前10時より参議院本会議、
会期末のセレモニーになっていると一部のマスコミから批判されているが、解任決議案や問責決議案が野党から提出される。
初めに予算委員会の金子原二郎委員長に対する解任決議案の審議だ。
予算委員会は開かなくとも、参議院は決算委員会で十分な審議が出来るし、年金問題であれば厚生労働委員会で十分な質疑時間派確保した。他の委員会でも同様だ。
自民党の高橋克法議員が反対の討論を行い、立憲民主、国民民主、維新、共産党が賛成の討論を行った。
なお、立憲民主党の小西洋之議員が提案趣旨説明をしたが、18分間の持ち時間を5分以上オーバー、議長が制止しても発言を止めない。
ワザとルール破りを平気でやる。
こういう所も国民に見られており、それが党の支持率低下の原因になっている事に全く気付いていないのだろう。
久しぶりに記名投票を行い、採決の結果賛成86名、反対144名で否決された。
次に麻生財務大臣の問責決議案の審議、立憲民主党の蓮舫議員が提案趣旨説明、こちらは時間内に終えた。
自民党から三木享議員が反対の討論を行い、立憲民主党、国民民主党、共産党が賛成の討論。
年金問題は麻生大臣が報告書を受け取らないと言った件を責められるので、いささか苦しい反対討論だ。
維新は反対に回り、賛成71、反対160で否決された。
年金の報告書問題の後、マスコミ3社の世論調査が発表された。
内閣支持率も自民党の支持率も多少下がったが、立憲民主も国民民主の支持率も下がった。
先にブログに書いたが、国民は年金だけでは生活出来ない人が多いことを知っている。
なんで野党が騒ぐのか冷ややかに見ている。
また、麻生大臣に対する問責決議案の賛成討論を行った立憲民主党の江崎孝議員は、麻生内閣が実施した15兆円の財政出動は何の効果もなかったと発言したが、認識違いもはなはだしい。
私は当時高知県議会議員だったが、あの時の財政出動は高知県の景気浮揚に大変役立った。
しかも、民主党の鳩山内閣になってからも、少なくとも半年間は景気高揚が続いた。
これは高知県知事も認めていたし、三年後、我々自民党が政権を奪還して麻生財務大臣として高知へおこしになった時にこの財政出動の話をすると、麻生財務大臣はあちこちでその話をされる、ただしその効果が鳩山内閣になっても続いたので、それは予想外であったと笑っておられた。
野党は第2次安倍内閣になって急速に景気回復をした事も、その後の景気好調も、現実を見ないで批判ばかりしているが、今日の討論の中では、それを認めた発言があった。
誰とは言わないが、嘘を重ねていると時々ボロが出る。