コロナ感染の現状について

全国的に新型コロナ感染者が急増し、20日に新たな「まん延防止等重点措置」適用の自治体が増え、16都道府県となった。

しかし、今回の第6波は感染者は急増しているが、多くが軽症者と無症状者であることは、昨日の参議院本会議での質疑において岸田総理が答弁された通りです。

ちなみに、私の地元高知県の状況は以下の通りです。

1/20 感染者 62 (軽症者 61  中症者 1)

1/19 感染者 84 (軽症者 83  重症者 1)

1/18 感染者53 (軽症者 50  中症者 3)

これは高知県のホームページで公開されている、1月19日の84名が第6波での最高数です。

[追記:21日は感染者数107名、全員軽症です。]

この為、高知県では警戒レベルを一段引き上げ「特別警戒」としました。

なお、この分類は政府の「新型コロナウィルス感染症診療の手引き」に基くものです。

「軽症者」とは「呼吸器症状なし、又は咳のみで呼吸困難なし、いずれの場合であっても肺炎所見を認めない。」これには無症状者が含まれますが、検査時点での無症状者の発表はしていないそうです。

「中等症Ⅰ」は「呼吸不全なし、呼吸困難、肺炎所見」

「中等症2」は「呼吸不全あり、酸素投与が必要」

「重症」は「ICUに入室、又は人工呼吸器が必要」となっております。

この為、29日に高知市で予定されていた、高市早苗政調会長を招いての私の国政報告会も中止する事にしました。

昨夜のフジTV・BSプライムニュースに、

医療ジャーナリストの鳥集徹(とりだまり とおる)氏、・元厚労省医系技官で医師の木村盛世氏が、自民党から医師でもある国光あやの衆議院議員立憲民主党から長妻昭衆議院議員が出演していた。

民間の鳥集、木村両氏の書かれた本は読んでいるが、この日の見解も素晴らしかった。

両氏から、各国ではオミクロン株の感染が広まったがピークを過ぎて減少に転じている国が多い。またオミクロン株は感染力は強いが、重症者、死者はこれまでより少ない。2類感染症から5類感染症(インフルエンザなど)に変更すべきだ。

90歳の患者の例を出し、コロナ以前は高齢者が死を迎えるにあたり、本人、家族の同意のもと、延命治療はしない方向に進んでいたが、コロナ患者は最大の治療をする事になっている。90歳になればコロナ以外でも亡くなる可能性は高い。などの意見が出された。

私も母を82歳で、父を92歳で見送った。

母は自分で判断出来る状況になかったので、父と私を含めて3人の息子達で決めて、延命治療をしない事を医師にお願いした。

父は生前からその意向であったので、我々息子達で医師にお願いした。

4人の出演者の話では、新型コロナ感染症を2類感染症に置いてある利点は、いくつかあるが、最大のメリットは治療費や薬が無料となる事だそうだ。

しかし、木村氏から、この問題は別途予算化すれば解決出来るでしょうとの話しがあった。その通りだと思うが、自民党内の状況を見ると、岸田総理がそれを否定したように、そんな雰囲気ではない。

国内の感染状況をみると、季節性インフルエンザの方が感染者数も死者も多い。

国民への行動制限や飲食店などへの経済活動制限は早期に止めるべきだと思うので、私は今後もそういう活動をして行きます。