麻生太郎副総裁へ申し入れ

12日(木)、「責任ある積極財政を推進する議員連盟」(88名)で、「骨太の方針2022に向けて..ーー「新しい資本主義」を稼働してGDP 600兆円を早期に達成するための提言」の申し入れを行った。

午後3時からは自民党本部副総裁室へ麻生太郎自民党副総裁を訪問した。

f:id:nakanishi-satoshi:20220512162617j:image
f:id:nakanishi-satoshi:20220512162622j:image

初めに記念撮影、各議員の紹介の後、私が後記の11項目について説明した。

その後、それぞれの議員が発言する時間をいただいた。

麻生副総裁からは、目新しい項目が一つもない、斬新な提言を出せ、と厳しいお言葉があった。f:id:nakanishi-satoshi:20220512162620j:image

その後は、麻生節が炸裂!笑いながら聞く場面もあり(下の写真)、

f:id:nakanishi-satoshi:20220512170617j:image
f:id:nakanishi-satoshi:20220512162625j:image

15分の予定が40分間にわたり、麻生節で我々がハッパをかけられました。

大変勉強になりました。

麻生太郎副総裁、有難うございました。

【提言の要旨】

1、プライマリーバランス(PB)黒字化目標はカレンダーベースをおかず、積極的な財政運営を図ること。

2、投資額を充分な規模にできるよう、当初予算を大幅に拡充すること。予算単年度主義にそぐわない重点分野、成長分野については、その弊害を是正するとともに、概算要求基準(シーリング)を適用しないこと。

3、防衛予算をGDP比2%を視野に入れつつ、迅速かつ大胆に拡充すること。

4、政府の政策や各種計画については、民間経済主体が先行きを見通せるように計画期間における投資規模を明らかにすること。

5、半導体、医薬品・ワクチン、航空宇宙産業、DX・GX等の重要な物資や技術を国内で研究・開発や生産できるようにするとともに、エネルギー・資源・食料のより一層の安定供給の実現を図るべく、円安の好機を利用し、政府支出を拡大し、民間企業の国内投資を全面的に支援すること。

6、食料安全保障の強化の観点から、生産基盤の強化、原材料や生産資材等の安定供給の確保、国産化自給率の向上に向け、大幅な増額予算を確保すること。

7、原子力発電所の再稼働を早急に進めるとともに、SMRや高温ガス炉等の新技術の活用を推進すること。

8、わが国周辺の海域内に豊富に存在するメタンハイドレード天然ガスレアアース等の資源の採取技術を確立するため、大胆な投資を行い、早期に商業ベースに乗せ、エネルギー自給率を向上させること。

9、民間給与の賃上げにとどまらず、公務員の採用増や給与の引き上げ、公定価格の引き上げをはかること。

10、公共事業等の費用便益評価に用いる社会的割引率が、低金利にあっても4%に固定されている不適切な状況を改善し、機械的長期金利に連動するよう見直すこと。

11、事宜に応じて補正予算を編成すること。

    以上

なお同じ申し入れを、昨日は高市早苗政調会長へ、本日は、古屋政調会長代行、西田昌司財政政策検討本部長、田中和徳幹事長代理へ行いました。

私は、委員会の為同席できませんでした。

16日(月)は安倍元総理へ申し入れを行う予定です。