平成最後の第198回国会が始まった。

28日参議院は午前10時から第1回目の本会議開催、本会議場の座席指定など。

第2会派がまだ決まらない、立憲民主党と国民民主党が同数で、国民民主党の藤田議員が離党届を出して立憲民主党に移る意向のようだが、まだ離党届が受理されていないそうだ。

それ以上に大きく変わったのは、今まで議長席に向かって左端に座っていた共産党が右端に移り、その隣が立憲民主党公明党自民党となり、私の席も大きく左側に移り、私の左隣りは無所属の渡辺喜美議員となった。

その左側が国民民主党、左端が日本維新となった。

午後1時より参議院本会議場で開会式、それに先立ち、私は12時40分に正面玄関前広場で陛下のお出迎え、開会式が10分ほどで終わった後はお見送りに行った。

今回は今上天皇陛下最後の開会式なので、傍聴席は立見の人でいっぱいだった。

11時30分から自民党両院議員総会、安倍総裁、二階幹事長、橋本参議院議員会長が挨拶。

午後3時50分から参議院本会議場で安倍総理(44分間)、河野外務大臣(21分間)、麻生財務大臣(11分間)、茂木経済財政担当大臣(9分間)の所信表明演説があった。

安倍総理が、東北大震災からの復興に触れ、「衛星は、日本人の底力と、人々の絆がどれほどまでにパワーを持つか、そのことを示した時代でもありました。」と述べた後で、明治天皇御製の「敷島の 大和心のを々しさは ことある時ぞ あらはれにける」という和歌を引用したのが印象的であった。

また、地方創生について、東京から地方への移住相談について言及があり、10年前、移住相談の半分近くが60歳代以上であったのが、最近では相談自体10倍以上に増加するとともに、その9割が50歳代以下の現役世代で占められ、特に、30歳未満の若者の相談件数が50倍以上になったという事である。

そして、安全保障政策について、「自らの手で自らを守る気概なき国を、誰も守ってくれるはずがない。安全保障政策の根幹は、わが国自身の努力に他なりません。」とごく当たり前のことを言っても批判を受けなくなった。

午後5時15分散会。