地下鉄サリン事件の犠牲者

オーム真理教による1995年の地下鉄サリン事件の被害者で、寝たきりの生活が続いていた浅川幸子さんが10日低酸素脳症のために亡くなっていた事が19日わかったと、今朝の高知新聞に写真付きで報道された。
記事によると、兄の一雄さんが25年間面倒を見たそうです。幸子さんは95年3月20日、勤め先の研修に向かうため地下鉄丸ノ内線に乗車、元教団幹部がまいたサリンを吸い、心肺停止となったという。
奇跡的に命は取り留めたものの、手足にマヒが残り、思い言語障害が残り、自宅で一雄さんら家族の介護を受けながら生活していた。
一雄さんは「何の落ち度もない中で事件にあった妹が一番辛いが、私の妻や子供たちにも苦労をかけた。加害者は(刑事施設の中で)衣食住に困らないが、被害者はそうではない。被害者や家族が心の心や体のケアを受けられる環境ができたらいい」と話した。と記事にある。

この一報をインターネットニュースで見た時、まだ苦しんでいる被害者がおられる事を思い出した。

25年前のあの日、私は宿毛市議会議員に立候補して選挙活動中にこの衝撃的な一報を聞いた。

あれから25年、まだ苦しんでおられる被害者の皆様がいる。国として何が出来るか、あらためて考えてみたい。