24日夜、高知市の城西館ホテルで3回目の国政報告会を開催した。
来賓として浜田省司高知県知事、桑名龍吾県議会議長、尾崎正直前知事にご挨拶を頂きました。
(上の写真は鮮明ではないが、写真を撮って無かったのでビデオから切り取った画像です)
自衛隊の中東派遣、河川整備を始めとする公共事業が増額された令和2年度予算の説明、次期戦闘機の製作、日本を取り巻く防衛問題について国政報告をさせて頂いた。
(上の写真は梶原大介県連幹事長の乾杯の発生)
25日(土)午前11時から高知県仁淀川町と愛媛県久万高原町を結ぶ国道33号線橘中津トンネルの開通に出席した。
高知市から1時間30分かかった。
この地域は地滑り多発地域で防災トンネルとして造られた。
上の写真は久万高原町柳谷支所で行われた式典での四国地方整備局の小林局長の主催者挨拶、国会議員は高知・愛媛の各県から自民党・山本有二、公明党・石田祝稔、広田一の各衆議院議員、参議院議員は山本順三、中西哲、佐藤信秋、足立敏之の7名が出席して祝辞を述べさせて頂いた。
また、中谷元代議士の代理として出席した北原秘書は仁淀川町の出身である事は知っていたが、トンネルの高知県側の地権者と聞いてビックリ、トンネル口に昔の家があったそうだ。下の写真が高知県側で行われたテープカット式、
このトンネルは平成10年から地権者交渉が始まったが、交渉が難航して今日までかかったそうだ。
23日(木) 午後1時から自民党本部で、政務調査会の外交部会、外交調査会合同会議が開かれて出席した。
そこで、外務省から中国武漢市で広がっている新型ウィルス肺炎の報告があった。
それに対して、何人もの議員から、中国の情報公開に疑問が出され、日本はもっと深刻に受け止めて対応すべきではないかという意見が出た。
夜のニュースで人口1200万人の武漢市が封鎖されたとの報道が流れた。
患者数約700人、死者17人と報道されているが、実際ははるかに多い可能性がある。
今朝のニュースでは、日本国内でも2人目の患者が見つかったと報道されている。
中国での実体は相当深刻なのであろう。
外交部会合同会議での心配の通りになった。
12時45分に国会正面前の庭で天皇陛下をお出迎え、午後1時より、参議院本会議場で開会式、参議院は午後3時40分より安倍総理、茂木外務大臣、麻生財務大臣、西村経済財政政策担当大臣の所信表明演説が行われた。
安倍総理は、40分に及ぶ所信表明演説の中で、東日本大震災の支援のお礼の中で、「台湾」という言葉を使い、自民党席から大きな拍手が起きた。
私は首相の所信表明演説の中で「台湾」という言葉が使われたのは初めてだと聞いていたが、今朝の産経新聞では小泉総理の時以来だと書いてあった。
台湾の蔡英文総統からはお礼のメッセージがあったと聞いた。
今年の予算の目玉は「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」で、事業規模で26兆円程度、財政支出で13.2兆円程度との事だ。
これが予定通り実施されれば、景気回復に大きな前進となるであろう。
そして、西村経済財政政策担当大臣の所信の中で「デフレではない状況を作り出すなかで、GDPは名目・実質ともに過去最大規模に達しています。」という言葉があったが、まだ「デフレではない状況」ではないと思う。
また、「2025年度の国・地方を合わせたプライマリーバランスの黒字化、債務残高対GDP比の安定的な引下げを目指して参ります。」という言葉もあったが、それらはインフレ率(物価上昇率)が2%を超えてから目指すべきだろうと思う。
17日(金)午後1時から参議院外交防衛委員会が開かれ、昨年12月に閣議決定された自衛隊の中東派遣について質疑があった。
自民党からは佐藤正久議員、立憲民主などの共同会派からは小西洋之議員(派遣反対)、公明党は秋野公造議員、維新からは浅田均議員、共産党は井上哲士議員(派遣反対)、沖縄の風の伊波洋一議員(派遣反対)の6名が質疑に立ち、所要時間は2時間。
午前中は9時から3時間コースで衆議院の安全保障委員会が開かれた。
私はテレビで前原誠司議員と玄葉光一郎議員の質疑を、全部ではないが見た。揉める事もなく整然と質疑が行われていた。
下の地図が護衛艦「たかなみ」とP3-C対潜哨戒機2機が派遣される地域である。
このうち、自衛隊はオマーン湾と北部アラビア海で主に情報収集を行う。
小西議員は、防衛省資料では、この海域にはすでに米海軍の「ハリー・S・トルーマン」空母打撃群と米海兵隊の強襲揚陸艦「バターン」機動展開打撃群などが派遣されており、一方でオマーン湾北部のチャーバハルとジャスクにはイラン軍の海軍基地があり、米国とイランが対峙する危険地域ではないかと指摘した。
浅田議員の質問に対する答弁で、政府参考人は、ホルムズ海峡を通過する日本関係船舶は年間約1700隻であり、そのうち約2割が日本船籍の船であるとの答弁があった。
毎日約26隻の日本関係船舶がホルムズ海峡を通過している事になる。
ほとんどがタンカーであろう。日本は原油等の約9割をこの地域から輸入しているとの河野防衛大臣の答弁もあった。
私は、だからこそ自衛隊を派遣して日本関係船舶の航行の安全を確保する必要があると思う。
また、佐藤議員の質問の中で、護衛艦「たかなみ」は派遣にあたって艦橋の窓ガラスを防弾ガラスへの換装など(機関銃座の仮設、海事衛星通信装置の装備を含む)に約1千2百万円かかる。
しかも、艦橋の防弾ガラスを含むこれらの装備は任務が終われば元に戻すのに約5千9百万円の経費がかかるとの防衛省資料を提示して、防弾ガラスはなぜそのままにしておかないのかとの問いに対して、防衛省は護衛艦の仕様書が防弾ガラスになっていないからとの回答があったとも指摘した。
さらに海賊対処法等に基づきこれまで派遣された延べ約60隻の護衛艦がすべて防弾ガラスに替えて、任務が終われば元に戻す作業を繰り返している。
こんな無駄な事は改善すべきだと河野防衛大臣に求めた。
ちなみに尖閣諸島に派遣される海上保安庁の巡視船の艦橋は防弾ガラスに替えられている。
ましてや、護衛艦は当然防弾ガラスを備えているものと思っていた。
私も知らなかったが呆れた。