11日に参議院予算委員会開催

11日(月) 午後1時より3時間コースで参議院予算委員会開催、自民党からは石井準一・前与党筆頭理事が質問に立ち、感染者対策や経済対策について、往復12分の質疑を行った。

野党の立憲・国民などの共同会派は1時間半、4人が質疑に立った。随分と野党に配慮したものだ。

野党の1人が、日本の累計感染者数15,728人を問題として、実際はこの10倍以上はいるのではないか、感染者数が少ないのはPCR検査数が少ないのではないかと、安倍総理と専門家会議の尾身座長に何度も質問した。

お二人共、おそらく実際の感染者数はもっと多いのであろうが、その数は分からないと答えた。

PCR検査数が少ない事は政府も認めており、改善しようとしているが遅い事は私も同じ思いだ。

自覚症状の無い感染者、軽症の感染者を見過ごして、その為に感染者数が増えている可能性は高い。

私は、感染者数よりも死亡者(昨日で厚生省発表は621人)が他国に比べて少ない事を評価すべきであると思う。日本の医療体制がしっかりしているからであろう。

この議員に限らず、このテレビ中継を見ていた知人から「野党の議員は取り調べをしている検事のつもりか」との批判の声が届いた。

f:id:nakanishi-satoshi:20200512080300j:image

この前の土日に、人から紹介されて上の写真の本を読んだ。今から10年前に書かれた本だ。

10年前に今回の新型コロナウィルス感染を予言したかのような内容であるのに驚いた。

高嶋哲夫という作者は預言者か。

ただし、この本では感染者を東京都内の環八内に封じ込めたが、感染者420万人、最盛期の死亡率50%以上で死亡者は58万人となっている。 治療薬が早期に開発されて以後は死亡者が劇的に減る。

また、東日本大震災の一年前に書かれた小説なのに、「東日本大震災」という言葉を使っており、原発事故で大きな被害が出て、当時の政権がその被害を隠蔽したと書かれている。

これにはたまげた。何度もこの小説が書かれた日付を確認したが、東日本大震災の一年前なのである。

新緑の千鳥ヶ淵

f:id:nakanishi-satoshi:20200511081447j:image

今朝(5月11日月曜)午前6時30頃の千鳥ヶ淵の写真です。右手は北の丸公園になります。

晴れた日の早朝は毎日、麹町の議員宿舎から、この先靖国神社の見える三番町共用会議所まで散歩します。

往復で約1時間のコースです。麹町から日本テレビの麹町スタジオ(一部立替中)の北側を通り、千鳥ヶ淵に至るコースで、一番町から三番町、通りの北側は四番町から七番町です。

ここらは昔からの住宅街だそうで、「文人通り」の碑もあり、島崎藤村泉鏡花有島武郎菊池寛、里見弴、画家の藤田嗣治直木三十五与謝野晶子などの名前があり住んでいたそうです。

現在は高級マンション街だそうです。

犬を散歩させている方が多いのは、犬も飼えるマンションなのでしょう。

桜満開の季節は、コロナ騒ぎで本当に人通りが少なかったです。

f:id:nakanishi-satoshi:20200511083300j:image

 

自民党の政調全体会議開催

7日午後1時30分から自民党の成長全体会議が開催されたので出席した。

衆議院第一議員会館の大会議室は三密を避けるために1つずつ席の間隔を空けていたのだが、次から次へと議員が参加し、以下の写真のような状況になった。

f:id:nakanishi-satoshi:20200508095123j:image

私は真ん中の列から少し後側の席(15分前に入室)にしか座れなかった。おそらく200人以上は参加していただろう。

会は第二次補正予算を早急に組む事を前提にして、その内容についての要望の発言が続いた。

地方公共団体に対する臨時交付金(1兆円)の増額を求める発言をするつもりでいたが、私の前に3名の議員がその発言をしたので止めた。

最後の方で古屋圭司議員が「これまでに94名が発言した」と話していたが、2時間の予定が午後5時45分まで、延々4時間15分に渡って熱い発言が続いた。

主な発言は、「持続化給付金」の増額要望、地方公共団体への臨時交付金の増額、雇用調整助成金の増額、PCR検査体制の強化、大学生への支援、中小企業への資本注入(永久劣後債等)などであった。

なお、地方公共団体への臨時交付金は感染者数が全く考慮されていない配分になっている。

内閣府のホームページへ公表されているが、増額1兆円の内第一次で約7083億円が交付される。第二次の交付では感染者数にも配慮するとの回答があった。

最後に岸田政調会長は本日の意見を必ず政府に伝えると述べた。

緊急事態宣言31日まで延長

5月4日(月) 安倍総理は、専門家会議の意見を聞いた上で、全国への緊急事態宣言を5月31日まで延長することを決めた。

ただし経済活動との兼ね合いで、状況を見ながらそれ以前にも解除する可能性は残した。
大都市圏を中心にして、医療現場で医療崩壊が起きる可能性が指摘されており、無理もないかなとは思う。

自身の感染の恐怖と戦いながら現場で働いている皆様に心から感謝します。
日本は、人口比で感染による死亡者が、各国に比べて非常に低い。

専門家会議の座長であった尾身先生が、参議院予算委員会参考人として出席された時、日本の医師は肺炎に対する知見がものすごく高いと言っていた。それが証明されているのではないでしょうか。
しかし一方で、観光産業、飲食店などは経済活動の停止により先が見えず、廃業かどうかの判断に直面している方が多くいる。
この国の行末がどうなるか、私は医療崩壊を防ぐ事に最大限の注意を払いながら、経済活動の再開を早く決断すべきだと思う。

今後は政治家安倍総理の決断次第であろう。

自民党二階幹事長へ要望活動

5月1日(金)午後4時過ぎに、議員連盟「日本の未来を考える勉強会」の中村裕之副会長、城内実顧問が自民党本部で二階俊博幹事長を訪問し、我々の提言書を手渡し説明しました。

f:id:nakanishi-satoshi:20200503101747j:image

二階幹事長は、国民が安心できる枠を設けることに賛意を示し、さらに金田勝年幹事長代理からは、我々も後押しするので、5月7日開催予定の自民党政調会の全体会議で主張するよう助言をいただいたと聞いております。

桜チャンネルの5/2緊急特番をご覧下さい

5月2日(土)、桜チャンネルの【緊急特番】財政出動100兆円で国民を救え![桜R2/5/2]

という番組へ、議員連盟「日本の未来を考える勉強会」の安藤裕会長と田村秀男産経新聞編集委員論説委員(高知県出身、元日本経済新聞記者)が出演して対談を行いました。

素晴らしい内容で、ユーチューブで公開されておりますので是非ご覧下さい。

その中で安藤会長は、5月1日に記事会見した「日本の未来を考える勉強会」の提言内容を分かりやすく解説しております。

また、米国と中国のコロナ危機に対する対応なども話題となっております。

 

産経新聞、田村秀男の経済正解

今朝(5月2日)の産経新聞に田村秀男編集委員が「カネ資源超大国 コロナ恐慌、克服できる日本」と題する記事を掲載しております。素晴らしい内容です。

f:id:nakanishi-satoshi:20200502085007j:image

記事の一部を紹介します。

「政府は国民一人当たり一律10万円の現金給付に限らず、膨れ上がる財政需要に応じて国債を大量追加発行せざるをえないが、(日銀の)黒田総裁は『長期国債金利をゼロ%程度で安定させるために必要なだけいくらでも買う』と、やっと頼もしくなった」

「ここで設問。政府は無制限に国債を発行しても大丈夫なのか。

設問の答え。少なく見積もっても100兆円以上の国債を今、直ちに発行しても全く問題は無い。」

「本来なら政府が国債発行でカネ資源を吸い上げて、脱デフレに向け中長期的な経済再生戦略に活用すべきだったのに、財務官僚が阻止してきた。しかしコロナショックが緊縮財政路線を吹き飛ばした。」

グラフの解説、「家計や企業の金融資産のうち現預金に限定したのは、それらが政府による金融市場での国債追加発行を支えるからである。一目瞭然、現預金合計額は一貫して政府純債務を大幅に上回っている。2019年は1288兆円で政府負債よりも590兆円多い。」

「日本がいかに凄いのかは、米国と比べてみればわかる。米国の家計と企業の現預金合計額は16.6兆ドルでGDPの76%なのに対し、政府純債務が24兆ドル、同110%と現預金を大きく上回る。不足分のカネは対外負債に頼る。額にして20兆ドル、同92%だ。対外債務の多くを支えているのは無論、日本の金である。」

他に中国についても書いてます。