在京カザフスタン大使の表敬訪問を受ける

6日(火)の午前11時から、昨日に続いて中央アジアにある、カザフスタンのバウダルベック・コジャタエフ駐日大使の表敬訪問を受けました。

カザフスタン中央アジアでは最大の面積を誇る国(世界でも9番目の広さ)で、石油、天然ガスなどの地下資源に恵まれた国です。

カザフスタンも非常に親日的な国です。

コジャタエフ大使は、大使館員として駐日経験も長く、日本語ペラペラで通訳なしの意見交換となりました。

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一昨日の駐日ウズベキスタン大使の訪問と、カザフスタン大使の訪問は、外務省ホームページの「新着情報」でも紹介されておりますので、是非ご覧下さい。

駐日ウズベキスタン大使の表敬訪問を受ける

5日(月)午後、外務省で、中央アジアにある駐日ウズベキスタンのガイラト・ファジロフ大使の表敬訪問を受けました。

非常に親日的な国です。

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ウズベキスタン大東亜戦争後の抑留者が、首都タシケントで「ナボイ劇場」を建築しましたが、この建築が素晴らしく、1966年4月26日のタシケント地震でも、周囲の建物が崩壊する中で、「ナボイ劇場」だけはびくともしなかったそうで、日本人の素晴らしさが再認識されたそうです。

また、この地の抑留者は食事などの待遇面でも他の地域とは違っていたようで、戦後、抑留者の家族もウズベキスタンを訪れるなどの交流が続いています。

その様子は、嶌信彦氏が『伝説となった日本兵捕虜 ソ連四大劇場を建てた男たち 』(角川新書 2019年9月7日出版)に書かれています。

トランプ大統領コロナ感染、欧州のコロナ感染拡大の実情、在京当番

昨日はトランプ大統領がコロナに感染したとのニュースが流れ、世界中の注目が集まっている。

その数日前に、外務省から欧州のコロナ感染拡大の説明があった。

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上の写真はヨーロッパ主要国の一日当たりのPCR検査の実施数の比較です。

一番上から、英国が、4月5日〜4月11日の1週間の1日当たり平均検査数が15,680人、これに対して9月18日〜9月24日のそれが226,401人、14.4倍の増加である。

2段目はフランス、2月24日〜3月27日の1ヶ月間の1日当たり平均検査数が5,921名、9月15日〜9月21日の1週間の1日当たり平均検査数が184,774名、31.2倍である。

次がドイツで、3月23日〜3月29日の1週間で平均検査数が51,645人、8月24日〜8月30日のそれが157,328人で3倍、

次がイタリアで、3月18日〜3月24日の1週間の1日当たり平均検査数が21,187人、9月11日〜9月17日のそれが84,562人、4倍である。

このように、確かにヨーロッパにおいて、春の感染者数に比べて現在は増加しているが、PCR検査数の増加の影響が多い。

次のグラフは欧州主要国の、同時期の死者数の比較だ。

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上のグラフは

感染者数で、増加している。ところが、下のグラフは死者数で増加していないのがわかる。

このように、冷静に判断する事が大事だとおもいます。

ところで、各省とも副大臣政務官には在京当番というのがあり、1週間交代で、国に緊急事態が起こった時に、30分以内に首相官邸に駆けつけることのできる所で生活する事が義務付けられている。

おおむね東京都内の23区内で生活することを義務付けられている。

外務省は2名の副大臣と3名の政務官がいるので、5週間に1回在京当番が回ってくる。

私は先週の月曜日から明後日の午後12時まで在京当番で、高知へ帰れない。

 

初仕事はドイツ大使館の東西ドイツ統一記念日レセプション

2日(金)午後2時からドイツ大使公邸において東西ドイツ統一30周年記念日レセプションが行われた。
私の初仕事である。

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上の写真右側がレーペル駐日ドイツ大使です。

下の写真は中山泰秀防衛副大臣の挨拶、中山副大臣はフランスとアメリカに留学経験があり、英語で原稿なしの素晴らしい挨拶を行なった。

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レセプションは大使公邸の中庭で行われた。

毎年開催されており、通常は600〜700人が招待されて夜行われる。公邸と庭が招待客で一杯になるとの事ですが、今年はコロナ対策で60〜70人の招待者のみで、例年の10分の1だそうだ。しかも、昼間の開催だ。
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私は乾杯の挨拶を仰せ付かったが、「日本の未来を考える勉強会」の同志である、城内実衆議院議員から「中西さん、乾杯の発声はドイツ語でやりましょう。」との話が数日前にあったが、城内議員がドイツ語で原稿を書いてくれたのが今朝、「それでは、皆様のご健勝と日独関係のさらなる発展を願って、乾杯の音頭取らせていただきます。」というのが日本語訳で、私は振り仮名を読むのだが、午前中に外務省職員からイントネーションの指導を受け、思った以上に大変であった。

私の挨拶は、英語への通訳を含めて3分間ほど、その後、ドイツ語で乾杯の発声をいたしました。

ちなみに、乾杯はドイツ語で「Zum Wohl(ツム ヴォール)」です。

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下の写真の真ん中が城内実衆議院議員さん、警察官僚であった父上の仕事で、小学生の時からドイツで育った。通算10年間のドイツ生活、東大卒業後、外務省職員となり、しかも国会議員となってからは元外務副大臣です。

ドイツ語は流暢なものです。左の女性はドイツ国シンクタンクの日本の責任者です。
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下の写真はヨーロッパのある国の大使との名刺交換。

大国ではないが、次から次へと名刺交換に訪れてくれ、通訳を通して話を聞きました。

日本が、ヨーロッパでも如何に期待されているかがよく解りました。
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外務省にて業務概要説明が続く

9月25日(金)から、外務省にて大臣政務官として、各課の業務概要説明を受け続けております。

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写真のように政務官室のテーブルで(上の全体写真の手前にあります)説明を受けてます。

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外務省は全ての課室の説明の様子を公表できるものではありませんが、今日は政府開発援助(ODA)の説明ですので、公表して構わないそうです。
私は撮影用にマスクを外しております。

外務省へ初登庁

本日、外務省への初登庁で、午後4時からは外務省の講堂で新旧副大臣政務官の交代式がありました。

通常は沢山の職員が参加するそうですが、コロナ対策のため、幹部職員とマスコミのみの参加で行われました。

下の写真は新旧副大臣政務官が雛壇に揃い、茂木外務大臣の挨拶です。

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私の挨拶
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茂木大臣をはさんで、新副大臣政務官で記念撮影。
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茂木外務大臣
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政務官室です、
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かなり広い部屋で、この写真の手前に写ってませんが、10人が座れるテーブルがあります。
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外務大臣政務官を拝命いたしました。

17日(木)の午後9時40分に内閣関係者から直接、政務官就任のお電話をいただきました。

ほとんどの方は前日(16日)に内定の電話があったようなので、私が最後の一人であったのかも知れない。

昨日18日(金)午後10時より、総理大臣官邸で辞令交付式が行われました。

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菅内閣総理大臣からの辞令交付、記念写真撮影、大臣政務官会合と続き、終わったのが10時45分、宿舎へ帰ったのが11時でした。

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(写真提供は官邸ホームページから)私は最後列から2段目の右端です。順番はエレベーターで降りた順番でした。

政務官になると外務省職員の秘書官と車が付きます。私の秘書官は女性です、彼女の話では、普通は昼間行うので、こんな夜中に行うのは異例の事だそうだ。4連休前の時期なのでこの日に終える日程になったのでしょう。

国会議員になってから4年間、参議院外交防衛委員会に所属して、外務省と防衛省の仕事や課題は常に考えてきました。

最近、今年5月から7月にかけての、トランプ大統領、オブライエン安全保障担当補佐官、レイFBI長官、バー司法長官、ポンペオ国務長官の対中国政策に関する演説の日本語訳を読みました。

この演説は、日本ではまだ全文を翻訳したものが手に入りませんが、私の知人の大学教授が自分で翻訳して届けてくれました。

米国は本気です、中国に対して一歩も引きません。

一昨年10月のペンス副大統領の演説を踏襲するものです。

我が国の外交は、米国と中国の関係が緊張感を増す中で日本の国益を考えた政策を取ることが、これまで以上に必要でしょう。

また、政務官になると、内閣の一体性を保つ為、慎重な発言を求められます。

大臣政務官会合で、想定問答集を配布され、熟読すること、とのお話を頂きました。

特に私は中国や韓国などに対する姿勢、靖国神社参拝問題などに対して、菅内閣の足を引っ張らないように気を付ける所存です。

このブログでも辛口の批判は慎みます。