宿毛市の海上自衛隊誘致運動

こんなに長くブログを書いていなかったことに気が付いた、特段の事情があった訳ではなく、単に忘れていただけだ。
4月11日(木)中谷元代議士の紹介で、沖本年男宿毛市長、中平富宏宿毛市議会議長、西郷典生市議(自民党宿毛支部長)、田村章宿毛商工会議所会頭、私と加藤県議の6名で、海上自衛隊の河野克俊幕僚長、山下万喜防衛部長、西正典防衛事務次官、統合幕僚副長の磯部晃一陸将に要望活動をしてきた。
宿毛市議会では3月議会で宿毛商工会議所から提出された「宿毛湾港『海上自衛隊潜水艦部隊等』誘致について」という請願を賛成多数で可決した。
それにもとづいての要望活動である。
宿毛商工会議所の田村会頭は中谷代議士に依頼して、2月27日に元海上自衛隊護衛艦隊司令官の金田秀昭氏を宿毛市へ招いて講演をしてもらった。
講演会を聞いてわかったことは、金田氏は中国との間で尖閣諸島の問題がおきて以来、海上自衛隊がもっと宿毛湾を活用してはどうかとの考え方を持っていたそうだ。
尖閣諸島をはじめとする南西諸島防衛のために、今後はもっと自衛隊の増強が必要であり、そうなると、四国西南部か九州南部に後方拠点が必要になるとの考え方のようだ。
そして、金田氏が若い時に乗船していた護衛艦で何度か停泊した宿毛湾が最適ではないかと考えたようだ。
宿毛商工会議所の田村会頭は、以前から宿毛市の人口減少に危機感を持っており、定住人口の増加を図るには海上自衛隊部隊の誘致しかないと考えている。
そのため、昨年から、私や宿毛市に帰ってきた海上自衛隊OBと話し合いを重ね、海上自衛隊の呉基地や横須賀基地を訪れ、海上自衛隊幹部と面談して可能性を調査してきた。
そして、金田秀昭氏と高知県出身の元海上自衛隊幕僚長・藤田幸生氏は宿毛の応援団になっていただいている。
おりしも、政権交代してから、自民党で年内をめどに防衛大綱の見直しが行われており、宿毛市への海上自衛隊誘致はそれをにらみながらの活動である。