空手道講士館の錬成大会

11月4日(月)東京の池袋スポーツセンターで第7回錬成大会が開催され、講士館の顧問である私も二年振りに出席した。

講士館は空手の佐藤塾時代の後輩である長谷川一之館長が佐藤塾から独立して設立した団体だ、弟子である山田選手や宮島選手は極真会系の各種空手大会に出場して優勝を遂げている。今年は第17回JIKA全日本大会で宮島選手が準優勝をした。
長谷川一之館長は現役時代、佐藤塾主催のポイント&ノックアウト空手道選手権の初代チャンピオンをはじめ、士道館大会などの各種大会で優勝した。
もう二十数年前の話だが、回し蹴り、後ろ蹴り、後ろ回し蹴りなどの華麗な足技を得意として、当時は空手雑誌で「蹴りのデパート」の異名をつけられた。それ故講士館の弟子たちも華麗な足技を使う。
私が26年前に高知に帰る時に、自分で起こした佐藤塾文京道場を彼に託した、その後8年前に佐藤塾から独立して活動している。
今大会は、昨年同じく佐藤塾から独立した松本隆之師範が率いる芦星会からも小中学生が参加したので大会も一層盛り上がり、大変な声援が飛んでいた。
松本隆之師範は私が東京で佐藤塾文京道場をやっていた時に、文京道場から初めて黒帯になった私の弟子であり、現在はNTTドコモの部長をやりながら道場を運営している。
試合は型の試合と、組手の試合に分かれ、組手は幼稚園の年長組から小学1年生から6年生まで、中学生は軽量級と重量級に分かれている。



写真のようにちびっ子でもなかなか激しい組手をやり、負けて泣いている子もいた。
一般部は大学生同士の戦い、小柄の佐久間諒選手が中村一貴選手を破って優勝した。(写真)

小柄といっても、相手の中村選手が100キロを超える体格なのでそう見えるだけで、中量級の選手であり、長谷川師範ゆずりの後ろ蹴り、後ろ回し蹴りなどの蹴り技が上手かった。また、中村選手も大きな体格とは思えない華麗な足技を使う。
彼らは芝山道場の生徒で大学の1,2年、二人ともこの先楽しみである。
終了後は、10人で懇親会、場所は高知県出身の松村社長の経営する「九州黒太鼓池袋店」ダイアモンド・ダイニングの店だ。三時間以上楽しい会が続いた
ここで昔を思い起こさせる事を見た。
現役選手の宮島君の食欲だ、27歳、体重93キロ、一食で五合のご飯を食べるそうで、この日も居酒屋でご飯を食べまくっていた。
私が現役当時、普通の人の2倍程度の食欲だった、長谷川師範はまだその上を行き、同僚の松井宣治君は103キロの体重でさらにその上をいっており、一緒に食堂に入ると注目されていた。
若者は人を楽しくさせる。
written by iHatenaSync