水月会近畿パーティー開催

5日午後6時から大阪市ホテルニューオータニで、私が所属する水月会の近畿パーティーが開催され出席した。

1部では主催者である、関西圏の50名近くの市町議会の代表が開会挨拶の後、石破茂会長が50分間の講演を行った。

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900人分の椅子を用意していたが、座りきれない方が多くて、すぐに椅子を追加した。

石破会長の講演で、初めて聞く話があった。

石破会長は「自衛隊が(自衛隊設立時の)必要最小限(の実力部隊)という解釈でいいのか」ということを熱く語った。

自衛隊設立時の昭和29年12月、政府は「自衛隊は我が国を守る必要最小限の実力部隊であり、憲法9条2項にある「陸海空軍」、「その他の戦力」にはあたらないので、自衛隊憲法違反ではない」と答弁した。

この時の答弁が今の政府にも引き継がれている。

しかし、防衛省から頂いた資料では、設立時の自衛隊は、海上自衛隊では米海軍から貸与された護衛艦が2隻と数隻の掃海艇が主な艦艇、航空自衛隊は米軍から練習機は貸与されたが戦闘機は1機もない。

また、陸上自衛隊は第二次大戦当時の米軍の主力戦車であるM4戦車とM24軽戦車など三百数十両とある。陸上自衛隊ソ連の北海道侵攻を考慮して配備されたものであろう。

現在の海上自衛隊は世界最新鋭のイージス艦6隻をはじめ47隻の護衛艦を装備している。米海軍アーレイバーク級のイージス艦を6隻持っている海軍(自衛隊は軍ではないが)は米海軍以外にはない。空母型の護衛艦は4隻配備されている。

また、航空自衛隊は、今でも第1級の戦闘機であるF15を、200機装備しているが、これも米空軍以外にはない。

陸上自衛隊90式戦車(341両)、10式戦車(平成29年度で88両、今後も装備予定)は世界一流の戦車であるとの評価がある。

自衛隊は長射程の攻撃兵器は持っていない。しかし世界有数の軍隊と評価されている。

設立時の自衛隊と、現在の自衛隊とは持っている戦力が全く違う。

石破会長とは最近この話をした事があった。

自民党憲法改正推進本部の会合ではこの話は出ていないと思うので、機会があればこの話をしようと思う。

また、東京上空、横田空域は米軍が管理している。そのため民間機は東京上空を飛べない為、千葉県上空から羽田空港へ着陸する。

この問題は石原慎太郎氏が東京都知事の時にずいぶん問題にして変換を求めたが実現出来ていない。

この問題についても石破会長は熱く語った。

私は横田空域返還とともに、これも石原氏が発言していた思うが、横田基地の返還か共同使用を求めるべきだと考えている。

2部の懇親会では落語家の桂文珍師匠が来賓の挨拶をされた。

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どなたかの国会議員が「大阪では挨拶の中で頻繁に面白い話を入れないと聞いてくれない、石破会長は出来るか?」と言い、問われた国会議員は「無理でしょうね」と答えた。

文珍師匠の挨拶は大阪らしくてイイなと思った。

また、水月会会長代行である山本有二衆議院議員が乾杯の挨拶の中で「私は顔が桂文珍師匠に似ているとよく言われる。今日は会えて良かった。」と会場を笑わせた。

インターネットで、2人がよく似ているとの話題は見た事がある、会場が和んだ。

懇親会は千人以上の人で大盛況であり、石破会長は最後まで名刺交換と写真撮影で大人気であった。

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(上の写真は私が出席をお願いした香川県賃貸支部の冨田隆二副会長と渡辺卓さんと開会前に記念撮影)

午後9時3分新大阪駅発の新幹線で、石破会長はじめ7人ほどの議員が東京へ帰り、私が議員宿舎へ着いたのは12時近かった。