天皇陛下御即位30年奉祝感謝の集い

10日(水) 午後2時から国立劇場で、超党派の国会議員で構成される「天皇陛下御即位30年奉祝国会議員連盟(550名)」主催の祝賀式典が行われて出席した。

この日は六十年前の両陛下ご成婚の日だそうだ。

式典は国家斉唱に始まり、主催者式辞が国会議員連盟会長・伊吹文明、奉祝委員会会長・三村明夫、

来賓祝辞は内閣総理大臣安倍晋三衆議院議長大島理森

各界からの祝辞は日本経済団体連合会会長・中西宏明、ノーベル賞受賞者京都大学教授・山中伸弥、タレント映画監督・北野武三陸花ホテルはまぎく社長・千代川茂、ブラジルサンパウロ市エタバ高校2年生の宮崎真優さん。

タレントのたけしさんは、ここでもボケるかと思うようなボケから始まったが、祝辞の内容は、子供の頃の自らの体験と、陛下とお話しされた時のやり取りを入れて極めてまともであった。この様子はテレビニュースで何度も流れている。

サンパウロ市の高校生の宮崎真優さんの祝辞は素晴らしかった。彼女は日本語を学びに日本へ留学いているのだろう。

最初の移民であったひいじいちゃんの話から始まり、内容も素晴らしいが、緊張している様子を見せず、実に堂々とした話し方で最後まで詰まる事もなく話し終えた。

大したものだと多くの議員から賞賛の声が上がっていた。

祝賀コンサートは

MISIAの独唱、題は忘れたが素晴らしい歌声であった。

松任谷由実の「春よ来い」は何度か聞いたことがある。歌も素晴らしかったが、銀色か灰色の和服姿も素晴らしかった。

二人組の「ゆず」は名前を聞いたことはあったが、歌は初めて聞いた。

奉祝演奏は今上陛下の御製「我が国の旅重ねきて思ふかな年経る毎に町はととのふ」

「幸くませ真幸くませと人びとの声渡りゆく御幸の町に」

という歌に、松任谷正隆松任谷由実さんが曲をつけたそうで、ゆずと松任谷由実さんが歌った。

この祝賀コンサートの部は、松任谷由実さんの夫である松任谷正隆さんの企画によるものだそうだ、この方は知らないが、素晴らしいコンサートであった。

私は宮崎真優さんの祝辞と松任谷由実さんの「春よ来い」の歌を聞いて、涙が流れてきた。

理由はよく分からないが、日本人の素晴らしさに感動した。

締めは伊達忠一参議院議長の音頭で聖寿万歳、1時間30分の式典で、素晴らしい集いであった。

また、この日は参議院では私が所属する東日本大震災復興特別委員会が開かれていたが、午後1時から、この式典参加の為休憩に入り、午後4時から再開して午後5時5分に終わった。