愛媛高知県人会懇親会に参加

21日(金) 国会散会後松山市へ、午後6時30分から松山市内のホテルで愛媛高知県人会懇親会に参加した。

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私の故郷、宿毛市小筑紫町大海出身の岡野英樹さんが県人会の役員をやっている関係で、参議院選出馬の際に参加させてもらったのが初めだった。

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(上の写真は、高知からよさこい踊りの須賀ダンススタジオのメンバーが駆けつけて素晴らしい踊りを披露した。)

元愛媛トヨタの大城戸圭一県人会会長に挨拶に行ったら、大城戸会長は中西さんと最初にお会いしたのは、高知県議会議長の時でした、との話だった。

そういえば、平成23年の10月3日、高知市で「土佐の日」のイベントがあり、岡野英樹さんが十数人の愛媛高知県人会の人達を連れて参加され、名刺交換をした事があった。

また、岡本五十鈴さんも父が四万十市の出身という関係で毎年参加しており、この日はお二人と一緒に中村知事に挨拶に行って盛り上がった。

宿泊は元愛媛県議の帽子社長が経営する道後山手ホテル、二週間前にも泊まったが温泉でゆっくり出来た。

 

議員立法も成立

21日(金) 午前10時より参議院本会議、

会期末のセレモニーになっていると一部のマスコミから批判されているが、解任決議案や問責決議案が野党から提出される。

初めに予算委員会金子原二郎委員長に対する解任決議案の審議だ。

予算委員会は開かなくとも、参議院は決算委員会で十分な審議が出来るし、年金問題であれば厚生労働委員会で十分な質疑時間派確保した。他の委員会でも同様だ。

自民党高橋克法議員が反対の討論を行い、立憲民主、国民民主、維新、共産党が賛成の討論を行った。

なお、立憲民主党小西洋之議員が提案趣旨説明をしたが、18分間の持ち時間を5分以上オーバー、議長が制止しても発言を止めない。

ワザとルール破りを平気でやる。

こういう所も国民に見られており、それが党の支持率低下の原因になっている事に全く気付いていないのだろう。

久しぶりに記名投票を行い、採決の結果賛成86名、反対144名で否決された。

次に麻生財務大臣の問責決議案の審議、立憲民主党蓮舫議員が提案趣旨説明、こちらは時間内に終えた。

自民党から三木享議員が反対の討論を行い、立憲民主党、国民民主党共産党が賛成の討論。

年金問題は麻生大臣が報告書を受け取らないと言った件を責められるので、いささか苦しい反対討論だ。

維新は反対に回り、賛成71、反対160で否決された。

年金の報告書問題の後、マスコミ3社の世論調査が発表された。

内閣支持率自民党の支持率も多少下がったが、立憲民主も国民民主の支持率も下がった。

先にブログに書いたが、国民は年金だけでは生活出来ない人が多いことを知っている。

なんで野党が騒ぐのか冷ややかに見ている。

また、麻生大臣に対する問責決議案の賛成討論を行った立憲民主党江崎孝議員は、麻生内閣が実施した15兆円の財政出動は何の効果もなかったと発言したが、認識違いもはなはだしい。

私は当時高知県議会議員だったが、あの時の財政出動高知県の景気浮揚に大変役立った。

しかも、民主党鳩山内閣になってからも、少なくとも半年間は景気高揚が続いた。

これは高知県知事も認めていたし、三年後、我々自民党が政権を奪還して麻生財務大臣として高知へおこしになった時にこの財政出動の話をすると、麻生財務大臣はあちこちでその話をされる、ただしその効果が鳩山内閣になっても続いたので、それは予想外であったと笑っておられた。

野党は第2次安倍内閣になって急速に景気回復をした事も、その後の景気好調も、現実を見ないで批判ばかりしているが、今日の討論の中では、それを認めた発言があった。

誰とは言わないが、嘘を重ねていると時々ボロが出る。

法案等は、議員立法3本の法案と、新天皇即位に関連する憲法8条の議決案件、参議院規則改正案を可決した。

香港の反中運動と台湾

香港が久しぶりに反中運動で盛り上がっている。

デモの参加者は主催者発表で200万人との報道が流れている。

私は日本の李登輝友の会の人達と一緒に運動している。

台湾は米国のトランプ大統領のバックアップがあり、2つの中国の微妙な関係が続いて行くだろうが、香港の運動はいつの時点かで潰されるのだろう。

息子を殺した元事務次官

週刊文春6月20日号の「飯島勲の激辛インテリジェンス」欄で「盟友・熊沢英昭さんへ」と題する文章があると知らされて読んだ。

週刊文春は滅多に読まないが、飯島勲氏はテレビや雑誌などに出ていると、的確な政治状況分析をされるので、大変勉強になるのでその言動には注目している。

熊沢英昭さんは小泉純一郎内閣時代の農林水産省事務次官であった。

当時、BSEの問題で、輸入牛肉の安全・安心を巡る大混乱に対応したのが熊沢氏であった。この問題の責任を一身に背負ってもらうため、内閣として次官更迭の体裁をとった。しかし、行政手腕は高く評価していたので、その後駐チェコ大使に任命し、大活躍したと書かれている。

小泉総理の秘書官と農水省事務次官とで、BSE問題に一緒に取り組んだのであろう。

別のページでは息子を殺した事件が特集されている。

息子さんは、自らのツイッターで、子供の頃から母親の教育熱心さに憎しみをいだき、中2の時に母親を殴り倒した事や、自身が統合失調症だと綴っている、と書かれている。

週刊文春でも殺人の動機は「息子を殺さなければ、自分が殺されていたと思う」「5月に川崎市の路上で児童ら二十人が殺傷して犯人が自殺した事件がきっかけになった」などと書かれている。

農水省のトップや大使を務めた超エリートが、76歳になって44歳の息子を刺殺せざるを得ない状況に追い込まれた事に、子殺しを肯定するものではないが、同情の念を禁じ得ない。

それ以上に驚いたのは、この文の中で、飯島勲氏が、4人兄弟のうちの3人が知的障害者であると書かれている事であった、初めて知った。

その事に関してこう書かれている。

「口では同情すると言いながら、何にもしてくれない世間に対して、孤独を恨んだ事は2度や3度じゃないよ。兄弟3人抱きかかえて、いっそ無理心中しちゃおうかなんて思い詰めた日すらあったしね。」

飯島さんは自衛隊の観閲式の来賓待合室で2度見かけた事がある程度で、直接お会いした事はない。

最後にこう書かれていた。「熊沢さん、ワイドショーのコメンターみたいな論評はしないよ。犯した罪は償ってもらわなきゃならないね。でも、地獄を見たあなたと一緒にいつか、孤立した家族の支援活動に一肌脱ぎたいな。その日が来ることを信じてるぜ。」

この言葉は私の心に響いた。

河川の氾濫対策

14日(金) 高知市内の株式会社技研製作所を訪ね、北村精男社長から治水対策の話を伺った。

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技研製作所は河川堤防や海岸堤防などの補強工事を、北村社長の考案した独自の技術であるサイレント・パイラーで矢板や鋼管を打ち込む工事で知られ、この工法を日本各地をはじめ、世界に広げている。

東京本社にいる森部慎之介副社長は元高知県庁の危機管理部長、私とは同い年で、高知県土木部の道路課長の時代から親しくお付き合いをさせて頂いている。

北村社長から、福島第一原発の汚染水を外に出さない工法を、被災後数ヶ月で政府に提案したが全く受け入れられなかったそうだ。

テーブルにその時の図面や説明書が置いてあり、北村社長から熱い説明を受けた。

この方法が採用されていれば現在とは全く違い、安心できる状況になっていたであろうと思う。

治水対策について、大雨が降るから避難してくれとの放送をするのは政治の怠慢だと言われた。

古来、人間は治水対策に頭を悩ませてきた。

堤防やダムを作るのはその為だが、大雨が降る度に河川が氾濫するのは知恵と工夫が足りない為だ、それを克服するのが政治家の仕事だとの話を伺った。

堤防の作り方、ダムの役割、川床掘削など大変具体的なお話を聞かせて頂いた、まさに眼からウロコの思いがした。