6月定例県議会開会

午前10時開会、尾崎知事の提案理由の説明は53分、補正予算は約4億3千万円、その割りには長いと言うべきか、力が入っていると言うべきか・・・。
その中身は、第一の柱と位置付ける「南海トラフ地震対策のさらなる充実強化・加速化」に関しては、沿岸市町村の津波避難計画の点検を実施する。さらに、保育所などの高台移転等に関する支援策を強化する。
具体的には、高台移転には大きな資金負担が伴うことや、移転可能な適地がないことなどにより、高台移転に踏み切れないといった声も聞こえてきたので、現行の補助基準を大きく引き上げ、移転にかかる資金の負担の軽減を図るとともに、現地での高層化も新たに補助対象に加えることによって、幼い子供達の命を守る取り組みを加速する。
また、今年度から避難所となる地区の集会所の耐震化も補助することにより、避難所の確保にも取り組んでいる。
第二の柱が「日本一の健康長寿県作り」に関しては高知医療センターの行う放射線治療用機器の整備を支援する。
第三の柱は「教育の充実と子育て支援」に関しては、母子及び寡婦福祉法が改正されたことを受け、現在の福祉資金制度の貸付対象を父子家庭にまで拡大することにより、ひとり親家庭に対する支援を強化する。
第四の柱である「少子化対策の抜本強化と女性の活躍の場の拡大」に関しては、企業における女性登用の促進のため、女性のためのキャリアアップ研修を実施する、とのことである。