日本の柔道家は素晴らしい❗️

「柔道 大野将平選手の金メダル、二連覇、感動しました。おめでとうございます㊗️
5年前のオリンピックで金メダルを取った時から、飄々として不思議な雰囲気を持った柔道家だと思ってました。
ただ勝てばいいという現代ジュードーとは違い、講道館柔道の原点を目指す、品格のある、素晴らしい柔道家ですね。今後を期待します。」

以上の記述をフェイスブックに書きました。

昨日の阿部兄妹といい、連日感動を有難うございます。

私は空手歴は25年ありますが、柔道は全く経験がありません。

しかし48年前、中央大学少林寺拳法部4年生の時、原康史氏の書かれた「柔道三国志」に出会いました。

嘉納治五郎先生の起こされた講道館柔道の歴史書でした。

講道館四天王といわれ、海外へ柔道を広めた、コンデ・コマこと前田光世、鹿児島県徳之島出身の徳三宝、「木村の前に木村なし、木村の後に木村なし」の昭和の伝説の柔道家、木村正彦先生など、血湧き肉躍る思いで読みました。

その後、縁あって、木村正彦先生を尊敬する空手家、極真会館創始者大山倍達先生の弟子である、佐藤勝昭師範の率いる空手道佐藤塾に弟子入りする事になりました。

また、参議院議員となり、昨年外務省職員で徳さんという女性が、外交問題の説明に私の議員会館事務所を訪れ、名刺交換した時に「おう、徳さんか、徳三宝だな」と思わずつぶやいたら、彼女が「え、先生は徳三宝をご存知ですか」というので、こちらが「エッ」というと、「私の父は徳三宝のひ孫です。」という、いやあ、ビックリしました。

彼女の父上は柔道はやっていませんが、お祖父ちゃんはやっていたそうです。また、私の奥さんの祖父さんは、徳之島のすぐ北の奄美大島の出身です。

これも何かの縁でしょう。

ところで、私は大学卒業してすぐの頃、前の東京オリンピックの柔道強化選手であった日大柔道部出身の方から、オリンピックの強化稽古の様子をお聞きしました。

当時の柔道の稽古は、関節技と絞技が多く、毎日何度も落とされ(首を絞められ気絶する事、ほっとけば死ぬ)毎日、死ぬ思いで稽古をしていたそうです。

44年前、私の空手の師匠である佐藤勝昭師範と初めて空手の組手をした時に、講道館柔道の三段である佐藤師範に接近戦の末に投げられた瞬間に「送り襟締め」を決められ、柔道は恐ろしいと実感しました。

当時の佐藤塾の空手稽古は、ルールなしに近いものでした。

現代の柔道はフランスの意向が強く、武道ではなく、スポーツであるジュードーと呼ぶべきかと思いますが、そういう中で、日本の選手は一貫して講道館柔道を目指していると思います。

昨日の阿部一二三選手、今日の大野将平選手は素晴らしい、亡くなられた古賀稔彦氏の柔道を受け継いでいると思います。

また、銀メダル、銅メダルを取った女子柔道選手、皆さんの戦いは日本人に感動を与えてくれました。有難うございました。

頑張れ❗️日本柔道❗️