公文豪元県議会議員の祝賀会に参加した

1月10日(水)高知市の城西館ホテルで、元共産党県議会議員公文豪さんの、「高知県文化賞」受賞記念祝賀会に20人の発起人の一人として出席しました。

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(上の写真は公文豪さんの講演会の様子)

公文豪さんは、平成12年(2000年)2月、高知県庁で行われていた「闇融資事件」を追求した最初の議員でした。

この事件は、当時高知新聞高知県議会2月定例会の初日に合わせて報道して明らかになり、高知県政を揺るがす大事件となりました。

当時、高知県議会の共産党県議であった公文豪さんがいち早くこの問題に取り組み、私はその後に、自民党の先輩県議から、この問題を数年かけて調べていた高知新聞依光隆明記者を紹介され、彼が調べあげていた資料を渡され、話を聞かされました。

そして、公文さんに教えてもらいながら、初めは二人で事実解明に取り組んだ同志でした。

その後、県議会に地方自治法第百条に基づく特別委員会が設置され、私も公文さんも委員となり、高知県庁と、縫製業協業組合「モードアバンセ」との同和対策事業に関連した不正融資事件が解明されました。

そして裁判で、縫製業協業組合関係者3人に詐欺罪の有罪判決(1人は実刑、2人は執行猶予)が、高知県の元副知事をはじめ県幹部3人の背任罪の裁判については実刑判決が、それぞれ言い渡され2003年に確定しました。

当時、地方自治法の通称「百条委員会」で成果を出したのは全国で初めてでした。

公文豪さんは、その後の県議会議員選挙で落選し、政界を引退され、板垣退助をはじめとする高知県自由民権運動の研究家として現在も活動を続けています。

私と公文さんは、公文さんの県議引退後もしばらくは連絡を取り続けていましたが、ここ数年はお会いする機会もありませんでした。

昨年、このブログにも書きましたが、大石宗高知県議の出版記念祝賀会で再会して旧交を温めました。

今回の公文豪さんの祝賀会も、発起人代表は中平雅彦高知新聞社社長ですが、大石宗県議がリーダーとして開催されました。

開会式冒頭で、高知市の和太鼓グループ「一響館」による「板垣退助自由民権運動」と題する演奏がありました。

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この和太鼓のグループは沖縄のエイサー踊りの太鼓も入っており、素晴らしい演奏でした。