昨日に引き続き野党4会派は出席しなかった。
質疑のトップバッターは自民党の西田昌司議員、その様子はすでにユーチューブで公開されているので見て頂きたい。40分間に渡り分かりやすくて鋭い質疑を行った。
西田議員は太田理財局長に対して「文書の改竄をいつ把握して、いつ財務大臣に報告したのか」と聞くと、太田理財局長は「5日に把握して11日に大臣に報告した。」と答弁すると、改竄を把握すると同時に財務大臣にも与党にも知らさない財務省の行動に、西田議員も怒ったが、与党席からも、国会をバカにするのかなどと不規則発言が飛んだ。
麻生財務大臣は「(前理財局長の)佐川の委員会での発言が、誤解を受けないように、佐川の下の人間が改竄したのだろう」と答弁したが、
西田議員は「今回の文書の改竄は、財務省による財務省を守るための情報操作だ」と結論付けた。
私は、「決済文書の書き換えの状況」なる78ページからなる文書が参議院に提出された12日に、これを手に入れ読んだ。
財務省近畿財務局と森友学園との交渉経過はすっぽりと削除されているが、これらは予算委員会の質疑の中で何度か明らかにされた事実だと思う。
また、鴻池参議院議員なと複数の政治家の名前もこれまで報道された内容以外の事実はない。
安倍明恵夫人の名前は籠池氏が「昭恵夫人がこう言った」という発言で、これもすでに報道された話だ。今日の予算委員会で安倍総理は、昭恵夫人の当該発言を否定した。
西田議員は「なんでこの部分を削除したのか、そのまま出せばいいじゃないか。」と太田理財局長に質すと、数人の同僚委員から同調の不規則発言があった。
私もこの文書を読んだ時に、すでに表に出ているこの程度の事実を、なんで削除したのかと思った。
財務省は、これまでもこんなことをしてきたのではないかと、かえって疑いの念が湧いた。
当初マスコミで報じられたように、政治家の関与があり、それを隠すための文書改竄ではないと思う。