砕氷艦「しらせ」高知新港入港


南極観測隊昭和基地へ送る砕氷艦「しらせ」が9月27日(金)高知新港に入港した。
砕氷艦「しらせ」の高知入港は、初代「しらせ」が15年前、高知新港の開港記念に入港して以来だそうだ。
この艦は文部科学省の所管だが、運用は海上自衛隊横須賀地方隊が行っており、乗組員は全員海上自衛官であるが、一般的には知られていない。
大変人気のある船で、宿毛市の中西前市長が宿毛湾港に入港依頼をしたが実現できなかった。
私は午前中の歓迎式典には出席できなかったが、夕方の「しらせ」艦上でのレセプションには出席した。
これは海上自衛隊呉地方総監部の主催、尾崎知事をはじめ県下各地の首長、県会議員、各地の防衛協会自衛隊協力団体の幹部が招待されたそうで、200人が出席した。

写真は7月に呉地方総監に就任された三木海将の挨拶の写真で、焦点が合っていないのはご勘弁を、この前に尾崎知事が歓迎の挨拶をされた。
三木総監には先月呉基地にご挨拶に行ったのだが、出張中でお会いできなかった。この日は宿毛湾港の活用をお願い出来た。
会場はヘリコプター格納庫、料理の美味しさが評判で、とりわけ海軍カレーが大好評であった。
乗組員に話を聞いたところ、長期航海では食事だけが楽しみなので料理は美味いとのことであった。
南極への往復は5ヶ月の航海とのことであるので、おそらく海上自衛隊艦船の中で一番長い航海をする船であろう。
二代目「しらせ」は2009年に就役した。1.5m厚の氷は普通に走って割り、それ以上の厚さは200~300m後進して後で前進して割るそうだ、5m厚の氷も割ると聞いた。
それでも、昨年、一昨年と南極の氷が5m以上の厚さがあったのだろう、南極の昭和基地には直接接岸出来ず、2機搭載している大型ヘリCH-101が人員と物資を運んだとの事である。
子供達に特に人気があり、28日に市内の三翠園ホテルで行われた高知県防衛関係7団体主催の歓迎会で日高艦長が、今日は5300人の県民が「しらせ」の一般公開に来てくれたと話しておられた。

写真は三翠園での歓迎会の様子で、よさこい鳴子踊りを指導しているのは須賀ダンススタジオのみなさん、踊っているのは「しらせ」の乗組員である。

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