19日(水) 12時から参議院自民党の政策審議会の勉強会が開かれた。講師は菊池英博・日本金融財政研究所所長、テーマは「経済成長によるデフレ脱却と財政健全化」、西田昌司参議院議員が招いた方だ。
菊池英博氏の35分間の話の後質疑が行われた。
財務省からは主計局次長が出席し、財務省のプライマリーバランス政策について、菊池氏からも、西田議員はじめ何人の議員からも厳しい質疑があった。
私も参議院予算委員会で麻生財務大臣に質問したとおり、財務省がプライマリーバランス重視政策を一時中止して、当初予算で長期的に財政出動を増額しなければデフレから脱却出来ないとの意見だ。
菊池氏の話の中で、浜田宏一内閣官房参与の金融緩和政策に対する批判の話があった。
これは月刊文藝春秋の今年3月号?に掲載された記事で読んだが、安倍内閣の金融緩和政策は必要なかったという点について疑問を持っていたが、その点については安倍総理に近い議員から反論があり、私はこの議員の話に納得した。
また、財務省出身の議員からは、浜田宏一氏も考え方を変え、財政政策を重視する考え方に変わっているとの話があった。
菊池氏は、財政出動を増やしてデフレ脱却政策を自民党の政治家主導でやってもらいたいとまとめられた。
大変勉強になった。