葉室麟氏逝去の記事を読み、全く知らない作家であったが、死亡記事で時代小説の評価が高いので読んでみた。
私と同じ昭和26年生まれだった、1月生まれなので学年は1年違う。
「蜩の記」豊後羽根藩の武士で、不祥事により十年後に切腹を申しつけられた武士・戸田秋谷とその家族、そして不始末を起こした事により戸田の監視を命じられた檀野庄三郎との交流の物語。
人はいかにしていくべきかを考えさせる感動小説であった。
役所広司、岡田準一の主演で映画化され高評価だったようで、私の女房はテレビ放映で見たそうだ。
女房から是非見るように勧められた。
すぐに「潮鳴り」も読んだ、これも感動した。
時代小説では藤沢周平が好きな作家でたくさん読んだ。
読後感のさわやかな小説を書く、葉室麟氏は藤沢周平に大きな影響を受けているとの書評を見た。たしかに似ている。
正月休みは当分葉室麟氏の小説にはまりそうだ。