韓国で塩高騰「キムチ作れぬ」

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今朝の(6月21日)産経新聞の記事によると、
東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を控え、韓国では海水が汚染されるとの懸念から放出開始前の塩を買い占める動きが広がり、小売価格が急騰している。来年春の総選挙に向けて野党が、日本に友好的な尹錫悦政権との差別化を図ろうと、食品の安全を不安視する世論を醸成している。」との事。
韓国には古里、月城、霊光、蔚珍の4ヶ所の原発が稼働しており、私が以前参議院議員の時に政府からもらった資料によると、韓国の原発から排出されている排水の方が、日本の平均的な原発から排出される排水より、トリチウムの濃度が高かった。

また、今年3月には以下の報道もあった。

「通常時、韓国は福島第一原発より14倍多いトリチウムを放出」小島復興副大臣の激しい義憤」

福島第一原発から排出予定のALPS処理水のトリチウム濃度は、他国の原発から排出される排水より低い。

参考までに、2021年5月に産経新聞のwebニュースで配信された資料を以下に添付する。

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上の写真は経済産業省の資料だそうだが、私が政府からもらった資料は、世界中の原発のもっと広範囲な資料であった。

参考までに、この件に関する経済産業省のホームページで公開している説明の一部を掲載します。

東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、トリチウム以外の放射性物質を、安全基準を満たすまで浄化した水のことです。

トリチウムについても安全基準を十分に満たすよう、処分する前に海水で大幅に薄めます。
薄めた後のトリチウムの濃度は、国の定めた安全基準の40分の1(WHO飲料水基準の約7分の1)未満になります。

安全基準を満たした上で、放出する総量も管理して処分するので、環境や人体への影響は考えられません。】

【ALPS処理水とは、東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、トリチウム以外の放射性物質を、安全基準を満たすまで浄化した水のことです。
トリチウムについても安全基準を十分に満たすよう、処分する前に海水で大幅に薄めます。
このため、環境や人体への影響は考えられません。

また、海洋放出の前後で、海の放射性物質濃度に大きな変化が発生していないかを、第三者の目を入れた上でしっかりと確認し、安全確保に万全を期します。

国連の機関であり、原子力について高い専門性を持つIAEAも、海洋放出は科学的根拠に基づくものであり、国際慣行に沿うと評価しています。
また、海洋放出に際しては、IAEAの安全基準が守られているかを厳しくチェックしてもらっています。】