ワグネル 露に武装反乱

表題は今朝(25日)の産経新聞の一面トップの記事だ。

ワグネルを率いるプリコジンが、ロシア南部ロストフ州の露軍南部軍管区司令部に入ったと交流サイトで発表した、との記事が載っている。

今朝のフジテレビ「日曜報道ザ・プライム」でもロシアの最新報道を流していたが、ワグネル部隊の戦車を乗せたトレーラーが普通に高速道路を進軍し、モスクワまで200キロの地点で引き返し、プリコジンが、我々は最前線に戻ると発表したとの事である。

また、24日、プリコジンがロストフ州の州都ロストフナドヌーで現地のロシア軍高官らと交渉する映像を公開している。

プリコジンが、モスクワまで200キロの地点で引き返した理由は、現時点ではよく分からない。

ワグネルの行動に対し、ロシア軍は何の軍事行動も起こしてないようだ。むしろワグネルの行動を容認しているように見える。

プリコジンが、ロシア軍の多くは我々の行動に賛同している、と発言したことは、露軍がワグネルに対して軍事行動を起こしていない事から本当なのだろう。

プーチンのロシア軍での求心力が低くなっている事は間違いないであろう。

ウクライナとの戦争は、ロシア軍が苦戦している様子が報道されているが、今後ますますロシア軍の戦意は衰えるであろう。

私には今回の反乱が、三十数年前、ソ連が崩壊した時の一連の動きにダブって見える。