台風一過

私の地元宿毛市では、台風による大きな被害は出てないが、数カ所の土砂崩れ、それに伴う数カ所の停電、屋根瓦を飛ばされたり、一部破損の建物の修理など、建設、建築、電気工事業者などは大忙しのようだ。

5月に、県議会産業振興土木委員会で県下の土木事務所を訪問した際に、各事務所とも今年の公共事業予算が、昨年の繰越予算と合わせて、年内に消化しきれない予算を抱えていたが、これに今回の災害復旧事業が加わることになった。大忙しだ、来年度への繰越額が予想以上に増え、工事の遅れも出るだろう。
また、昨日はバイクで宿毛市を東の山奈町から、西の藻津地区まで視察したが、数カ所の土砂崩れがあり、収穫前の稲が倒されていたのが目立った。農業、漁業の被害額が分かるのは数日先だが、どの程度の被害が出るのか心配である。
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(写真は平田町の中核工業団地近くの田圃だが水没している)
一方、高知市ではよさこい祭りが行われており、テレビで見ると追手筋の本部競演上の観客席は空白が目立つ、おそらく県外観光客が予約していた席であろう。
本祭は何とか開催されたとはいえ、観光客の大幅な減少は如何ともし難いのであろうか。
数日前、ホテルの経営者と話をする機会があった。
8月始めからの台風による大雨で、一番の稼ぎ時にホテルのキャンセルが相次いだ。高知県だけに限らないが、観光業界にとっては大きな痛手だそうだ。
景気の上昇の足を引っ張ることになった。