平田氏は現在富士重工、航空宇宙カンパニー顧問だ。
沖縄で三線を習っている話で意気投合したが本当に愉快な方だ。
今日の講演は、集団的自衛権の行使容認の必要性についてであった。
いかに那覇基地の航空自衛隊のスクランブル発進が急増しているかについて、平田空将が那覇基地に着任した当時は年間100回程度であったが、平成26年度は国内の943回の内約半分が中国機に対するスクランブルで、那覇基地からがほとんどだ。
以前は来ても滞空時間が短かったが、最近は空中給油機も使っており滞空時間も長く、緊張感は増しているとの事だ。
国会の議論を聞いていると、憲法と安保法制との整合性云々よりも、現場で何が問題になっているかの議論が少ない。議論はあるのだがマスコミでほとんど報道されない所が問題で、国民には何の事やら解りにくいのだろうと話された。私も同感だ。
懇親会で少し話す時間があったが、私の予想以上に中国の脅威を感じているようだ。
急速に中国空軍の増強が進んでおり、あの国は自国の勢力、軍事力に屈服する範囲が国境だと考えているので、南西方面は相当に危ないと考えておられるようだ。