小西洋之議員が問題にした総務省の公文書問題について

立憲民主党小西洋之参議院議員が、8年前に総務省が作成した公文書七十数枚を参議院予算委員会で公表し、当時の高市早苗総務大臣が、安倍総理に電話して放送法の改正に動いたかのごとき内容が書かれていた。

追求された当時の高市早苗総務大臣の言動に関する4枚については、高市議員が「これらの4枚の文書は捏造である」と断定し、小西洋之議員の挑発に乗って議員辞職まで「いいですよ」と答弁したので騒ぎが大きくなった。

私は、この文書が公表された時点で、当時財務省から総務省へ出向して勤務していたという、髙橋洋一氏のYouTube番組で「これは、当時から頻繁にあった、旧総務省と旧郵政省の対立にすぎない。また、書かれている内容についても大した事ではない。」

という髙橋洋一氏の発言を聞いて納得していたので、「またか」と森友・加計学園問題を思い浮かべただけだった。

髙橋洋一氏には、責任ある積極財政議連に二度講師として来ていただいて面識がある。

説得力のある分析をする方で、ウソを言う方ではないと思っている。

それにしても、参議院予算委員会で質問に立った立憲民主党小西洋之、杉尾秀哉、石垣のりこ、岸真紀子各議員の質問内容が酷い。

お粗末な質問方法、不正確な断定、答弁させずに捨てゼリフで終わる。

彼らは、自らの言動が立憲民主党の支持率を落としている事にすら気付いていない。

当初から、大分県礒崎陽輔参院議員と高市早苗議員を予算委員会で攻める事によって、大分県の国政補欠選挙奈良県の知事選にダメージを与える事が目的であったようだ。

毎日新聞やTBSテレビなどの超偏向報道で、当初の目的は達成されそうだ。

礒崎さんは、補選に出馬したい意向であったようだが出来なくなったし、奈良県の知事選挙は高市議員の推す候補者は苦戦しているそうだ。

森友・加計学園問題の時は、私は参議院予算委員会のメンバーとして小西洋之、杉尾秀哉両議員の質問を聞いていた。

当時の安倍晋三総理に対する質問は酷いものだった。今回はそれ以上だ。

私はこれまで毎日新聞朝日新聞は一度も定期購読したことはないし、数年前からテレビのワイドショー番組は見ないので、YouTubeなどで断片的にこの問題の報道を知るのだが、マスコミの偏向ぶりについてはこのブログで何度も批判して来たが、今回の騒動では特に酷い。

しかし、この騒動があったにもかかわらず、3月の日経新聞世論調査毎日新聞世論調査、日テレ-読売世論調査では、立憲民主党の支持率は1%下がり、岸田内閣の支持率は上がっている。

国民の多くは、マスコミ報道を信用していないと言う事だろう。

また、参議院予算委員会の末松委員長の、高市早苗大臣に対する発言に対しても批判の声が上がっている。

与党自民党の立場は、予算委員会は予算案を審議してもらう場だ。それゆえ、野党にひたすら配慮する。

私は、配慮し過ぎではないかと何度も思った事がある。

末松委員長は野党に対しても、品格ある質問をすべしと、はっきりと注意すべきであったと思う。