正月早々、能登半島で大地震が起き、大変な被害が出ている。昨日からテレビを見ているが、被害の全貌はまだ分からない。
被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
これまでもこのブログで、日本国内はどこで地震、津波の大被害が起きても不思議ではないと書いてきたが、正月早々にそれが現実になった。
また、昨年12月に発覚した自民党清和会、二階派等のパーティ券の問題は、マスコミではリクルート事件以来の不祥事だ、との報道があったが、SNSが発達した現在では、自民党にとってリクルート事件以上の大打撃になるであろう。
それを裏付けるようにマスコミ各社の世論調査で、自民党の支持率は落ちている。
当分の間、自民党が支持を回復するのは難しいであろう。日本の政界は先の見通しが全く立たない。
世界に目を向けると、ウクライナ戦争、イスラエルのガザ侵攻の先行きを非常に心配している。
私は参議院議員の現職の当時から、ロシアのプーチン大統領は、思考と行動がヒトラーに似ているので注視すべきだと、発言と発信をしてきた。
今のロシアとNATO諸国との関係は、第二次世界大戦が始まった当時のナチスドイツとイギリス、フランスとの関係と非常によく似ている。歴史は繰り返す。
ウクライナ戦争によって世界のエネルギー、食料、飼料等の奪い合いが始まり、日本もその影響を大きく受けている。
グローバリズムは消し飛んだ。
また、イスラエルによるガザ地区侵攻は、ガザ地区にいる武装勢力ハマスと、シリアにいるヒズボラはイランの支援を受けている。
また、イエメンにいるフーシ派もイスラエルの船舶攻撃を行い、米軍がこれを撃退した。フーシ派もイランの後援を受けていると言われている。
米軍、イスラエル軍とイラン軍が直接戦闘を行なった場合、ペルシャ湾の入口にあるホルムズ海峡をタンカー等が航行出来なくなる。
日本は現在、原油の95%をペルシャ湾岸のサウジアラビア、UAEアラブ首長国連邦等から輸入しているが、ホルムズ海峡が航行出来なくなれば日本経済は大打撃を受ける。
先月、米海軍の「ドワイト・アイゼンハワー」空母打撃軍がペルシャ湾に入りイラン軍に対して睨みを効かせているが、イランが反撃すると世界大戦に発展する可能性がある。
イスラエルとパレスチナとの対立は3千年前から続き、どちらの民族も相手を壊滅的に攻撃した歴史がある。簡単におさまる可能性は少ない。
日本国内も世界情勢も大変な年明けとなった。