台湾へのコロナワクチン提供について

8日午後2時から自民党本部で政務調査会の外交部会・外交調査会の外合同会議が開かれ、私は外務省を代表して出席し、冒頭の挨拶をさせて頂きました。

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本日の議題は以下の通りです。

1.ベラルーシにおける民間航空機強制着陸及びジャーナリスト拘束に対する非難決議(案)について
2.台湾へのワクチン供与について
3.中国、ロシアのワクチン外交について
4.宗谷岬東方海域における日本漁船の臨検・連行について
5.旧朝鮮半島出身労働者問題(2021年6月7日付けソウル中央地方裁判所判決)について

本日特にお知らせしてしたいのは台湾へのコロナワクチンの提供です。
日本から台湾へ、日本で製造されたアストラゼネカ社のコロナワクチン124万回分が、4日着の飛行機で送られ、台湾の蔡英文総統はじめ様々な方から感謝の気持ちが寄せられました。
またこのアストラゼネカ社のワクチンは台湾からの要請であったことは、このブログにすでに書きました。
アストラゼネカ社のワクチンは稀に血栓の副作用を起こすとの事でした。
しかし、昨日(6月7日)までに台湾では約70万回のアストラゼネカ社のワクチンを接種済みで、血栓の副作用が起きたのは2件であったとの事でした。ほとんど問題となっておりません。
また、米国の超党派の3名の国会議員団が6日早朝台湾を訪問し、空港で蔡英文総統と会談し、アストラゼネカ社のワクチンを75万回分を提供するという記者会見を行いました。

これは韓国を訪問していた議員団が急遽、空軍機(C17輸送機)で台湾を訪れ、空港でコロナワクチンの提供の記者会見を行い、わずか3時間の滞在でトンボ帰りで韓国へ戻ったものです。

これは何を意味するのでしょうか。

私の個人的な感想は日本から台湾へのワクチン供与と無関係であるとは思えません。

また、ベラルーシの非難決議案は全員一致で可決され、近日中に佐藤正久外交部会長、衛藤征士郎調査会長が政府へ届けるとの報告がありました。